また悲しいニュースが

昨夜のGoogleのニュースで、奈良県川上村にある「琵琶の滝」で男性の遺体を発見という記事が。
先ほどその遺体が、「その空の下で」という沢登りのHPを開いている、H田氏と判明したとの記事が!
直接氏とお会いしたことはありませんが、メールでは何度も連絡しあったことが・・・。

氏は、昨年あたりから紀州にも足を延ばし始めていました。
かなり難しい滝も攀じ登るし、かといって無理はしない方だと思っていましたが、今回はどうしたのか?

このGW前半に、友人・知人二人を失うとは・・・。
H田さんのご冥福をお祈りします。  合掌
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22:42 | 遭難・事故 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

剣岳で友人が

 昨日17時頃、何気なくGoogleで山の事故を見たら「剣・源次郎尾根で雪崩、一人自力脱出、一人行方不明」との記事が。
その第一報が、なぜか気になりました。
TVを見、入浴後の22:30頃、Googleからのメール(毎日、21:00過ぎに届きます。国内で発生した山における事故が載っています)を見ると「剣岳で雪崩 登山の男性死亡」という見出しが目に飛び込んできました。
そこを開いてみると、なんと友人(O田君)の名前が載っていました。
直ぐに市岳連に連絡すると、所属会から連絡があり、今日早朝富山に向かうとのこと。

今までに入っている情報では、
30日早朝、剣沢を下り、長次郎谷から源次郎尾根に取り付いたようです。 その後何処まで登り、何処で撤退を決めたかは不明です。 昨日は全国的に気温が上がり、槍穂でも大小の雪崩が出たようです。 おそらく源次郎でも同様で、時間とともに気温が上がり、雪がグズグズになり、慎重なO田君なら即決したものと思えます。
登ってきたルートを戻り始めたものの、14:05頃、2700m付近で雪崩(南西方向に)が発生し、二人とも流された。
その状況を富山県警山岳救助隊隊員が目撃。 おそらく剣御前小屋からだと。
直ぐにヘリ2機が出動。 捜索救助に当たってくれたようです。 O田君達は、当然ビーコンは付けていたはずです。 なので病院までの搬送が早かったのだと。

ただ2700mが1峰か2峰かわ不明です。 私の所属会の会長は、剣御前小屋の小屋番(半世紀ほど前)をしていたことがあり、彼から「1峰には、雪崩れる所が1ヶ所ある」と聞きました。
雪崩発生時刻が14:05というのは、過去の事例から一番発生しやすい時間かと・・・。

亡くなったO田君とは、25年以上の付き合いでした。
92年から1年かけて「静岡市の三角点100」という本を作ったのは、思い出のひとつです。
思い出を記し始めたらきりがありません。

改めて O田君のご冥福を願い 合掌
15:39 | 遭難・事故 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

龍爪山で遭難死 Ⅱ

先週末(8/28)、静岡市山岳連盟の緊急登山道整備が行われました。
2週間前(8/13)に龍爪山に登り、「牛妻に下山する」と山頂で出会った人に言い残したまま行方不明となり、8/20に遺体として収容された事案に対応した整備でした。

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出発前にミーティング
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17:02 | 遭難・事故 | comments (3) | trackbacks (0) | edit | page top↑

龍爪山で遭難死

安倍奥の山での遭難が、この3年強発生しなくて良いなアと思っていたら、先週の火曜(8/16)の14時過ぎに、友人が家内の店に来るなり「龍爪の事故、知ってる?」と。
彼の持っている情報を聞き、その後メールを確認すると、所属会から遭難事故発生の知らせが届いていました。

警察に届いた第一報は8/15に「龍爪山旧道登山口に、長期にバイクが停めたままになっている」というものでした。
警察がナンバーから調べたところ、伊豆市の男性(70才)所有で、“13日に日帰りで龍爪山に登ったらしい”というものでした。

そして19日~21日に県警救助隊・市消防救助隊・市岳連(約30名/日)で捜索する日程が組まれました。
私は仕事があるので、19・20は午後、21日は全日捜索に加われると連絡。 友人(中学の時ハイキングクラブの後輩)は私の代わりに19日も私の指示したルートを捜索して、山頂に置かれた捜索本部へ。
11:24その友人から「要救助者発見」のメールが届きました。
捜索本部へは「牛妻へ下る」と言っていたと、毎日のように龍爪山へ登る方からの情報も届いていました。

帰宅後、捜索本部に問い合わせたところ「牛妻(バイクの置いてあった場所とは山を隔てた反対側)の竜西曙橋付近で見つかった」とのこと。 (橋名を間違えていました 8/23)
見つかった場所の山側(登山道のある所)には人家もあるので、不思議な感じでした。 夕刻になり、友人が報告を兼ねて来てくれたので、彼と話しているうちに「無事で見つかったのではナイ」という結論になりました。 地元紙にも「遭難者発見」の記事は載りませんでした。←夕刊(静岡市内版)の締め切りに間に合う時間なのに。
新聞に載ったのは翌20日の夕刊でした。

龍爪山には「東海自然歩道」が通っていて、それを下れば問題なく牛妻に下れたはずです。
私は“竜西橋”が気になりました。 その近くで見つかったとすれば、そこへのルートは一つに絞られます。
私が考えた通り、捜索隊とは別の方が発見し警察に通報。 その後、管轄駐在所員が確認した模様です。
発見者は釣り人で、場所は細木沢とのこと。 細木沢の沢名は初めて聞きました(私が承知の沢名と違う)が、ほぼ場所は合っていました。 その沢の下部に大きな滝はありません。 が、急傾斜地が何ヵ所もあります。

遭難者が下ったと思われるのは、一般登山者が通る道ではありません。 俗にバリ(エーション)ルートと呼ばれるものです。
安倍奥の山々の一般ルートは、私達静岡市山岳連盟の仲間達が毎年2~3回歩き、登山道の整備や倒木などの除去を行っています。 しかし、バリルートはそうはいきません。 山に関する色々な技術(歩行、読図や、危険予知まで)を求められます。

そのルートに入ってしまった最大の原因は、たまたまそのバリルートに入る尾根の入口にあったコースプレート(下写真)に書き込まれていた「○○山」の文字だったと思えます。 遭難者の知識の中にその山名があったかどうか判りませんが。
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上写真はI様からお借りしました。

コースプレートは、市岳連が登山者に安全に歩いてもらうという目的で設置しているものです。 そこにその文字を書いた人に“悪意”は無くとも、人の命を奪う結果になってしまいました。 
この事故とは関係ありませんが私達が担当するパトロールコースで、バリルート入口に木製の立派な道標が建てられていました。そのルートも上りに使うなら何とかなりますが、下りに使うのにはかなり問題があるため、普通には見えない場所へ移設したことがあります。 
私が「みどりの道」担当常任理事だった時には、「私設の道標類は撤去」と指示していたことがあります。 そうしないと山の中が道標類だらけになってしまいますし、間違った情報を登山者に与えたりすることになりかねません。
なので、この「○○山」と書かれたコースプレートは近々に撤去し、別の場所にコースプレートを設置することになります。

どうか皆さん、道標類に文字を書き込んだりしないよう、また身の丈に合った山歩きをされるようお願いいたします。

追記: 大事なことを書き忘れていました。 この亡くなった男性は独り暮らしとのこと。 どなたかご家族が一緒に住んでおられたら「山から帰ってこない」ことにすぐに気づかれたと思います。 しかしながらご家族?は千葉県在住とか。 
計画書の提出があちらこちらで問題になっている昨今、ご家族と一緒にお住みの方もそうでない方も、例えばご家族は当然、仲の良い知人やご近所に計画書を届け、下山後には帰宅報告をするようにすれば捜索や救助活動の実施が早まります。
ということは、生きて帰れる確率が高まるということ。 どなたかに「計画書を」!・・・お願いいたします。
17:27 | 遭難・事故 | comments (4) | trackbacks (0) | edit | page top↑

真富士山で滑落

今朝の地元紙に「真富士山で滑落」との記事が載っていました。
昨日(5/22)午後0時45分頃、10名のグループで第二真富士山から下山中、女性(68才)が滑落したとの連絡がありました。
数十m落ちたとのことですが、命に別状なく、へりで救助されました。

真富士山?どこで?と思い、早速所属会事務局に連絡し、県警から情報をもらいました。
実は今週末5/29にパトロールを実施する予定なので、登山道を整備する必要がある場所なら資材を調達しなければならないのです。 
下地図は県警が要救助者をヘリでピックアップした場所で、朱線が登山道です。

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東側に落ちたのだと思いましたが、西側でした。 ますます疑問が・・・。
下写真は第二真富士山へのルート上、唯一ロープが張られた場所で、稜線の東側になります。
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ここでないとすると、落ちるような場所はありません。
上写真個所を通過するとコルになり、小ピークへの上り返し(5m弱)になり、左右にはササが生えています。
 しかし、女性は西側へ転落! 
岩場を通過し、緊張が解けたのが事故原因の一つかもしれません。
地図で判るように、北側の沢に落ちなくて良かったです。 沢には幾つか滝があり、そこに落ちたらただでは済みませんでした。

昨日は、市岳連の若手中心のレスキュー訓練が行われていました。 年寄りは口を出さぬよう、参加しませんでした。 
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