黒沢へ

金曜に所属会のNちゃんから「暑いから沢でも行こうか?」と、誘いがあった。
「場所は、任せるよ」と私。
そして土曜に「黒沢(地元ではクロンザワといいます)。6時半」と…。
私は毎年出掛けている沢ですが、ここ何年か途中で止めているので、もう少し上まで行くことにしました。

1  入渓地

盆休みに行った「釜ノ沢西俣」は極端に言えば、ただ歩いてくる沢で、攀るという感じはありません。 今回は高巻きも多いのですが、攀るという感覚は強いです。

いつも通り、写真はクリックすると全て大きくなります。

昨年の記録はこちらに
2  3  4 
ヘツッたり、胸まで水に浸かったり(強いて泳ぎはしませんでした)  
5
↑ ここのへツリは超難しく、二人ともドボン、Nちゃんは最初から水の中へ
6  7
8  9
好き勝手に歩き、ゴーロ歩きを楽しんでいると、前方にF1とF2が見えてきました。
10  F2 10m
ここからしばらくの間、右岸を高巻きます。
F2左手前のルンゼ状から取り付き、左斜上し樹林帯を登ります。 数年前に植林された所から右斜上しF3上付近の尾根にのり樹林の中を進み、F6落ち口上に出ます。
11  F6 10m

12  F7 8m
これも左から巻きました。
13  F8 3m

14
F8すぐ上の釜と小滝。 写真右端から簡単に登れますが、そこ以外から登ろうとするとかなり難しくなります。
15  F10 8m
シャワークライミングで越えました。 左から巻くこともできます。
F10からF15の間を「七ツ釜」と呼び、黒沢の中では珍しい白い岩の滝と釜が見られます。
16  35

17  F13 8m と14 7m  ホールドが無く登れません。
F11からF15までまとめて左から巻きました。 
18  F16 四段50mナメ滝

19  20
小滝を越えてゆくと
21
前方に大きな滝が見えてきます。
22  F17 二段20mの下段ナメ滝
ここは右端を攀り、Nちゃんにはザイルを出しました。
23  F17 上段 樋状ナメ滝
続いて
24  F18 20mナメ滝下部
上のほうには直瀑が見えてきます。
25  上部
良く見れば、左右に直瀑が見えます。 
26  右沢の滝 15m

27  (左沢)F19 10m
F18を登ると右沢の滝下に着きます。 滝下を進み、左にある岩の広場で休憩。
28  F19とF20 20mCS(チョックストーン)

F19は攀れても、F20のCSは越えられません。 左に巻き道らしきものが見えましたが、中間尾根から巻きに入りました。 最初の10mは傾斜80度前後あり、草と立ち木利用、残り5m強は傾斜も緩み楽になります。U氏が先行してくれましたが、かなり苦労していました。登ってみると、所々に露出する岩は外傾し傾斜も90度を超えているような感じでした。 今回はプルージックで登りましたが、前回はフリーで登ったような…。
29  傾斜が緩む所まで登ってきたNちゃん。
この直下2mがほぼ垂直
30  右沢の滝の上部
右沢にはナメ滝が二・三あり、その後林道終点に架かるアルミ橋に出ます。
私達は左沢を辿るためさらに中間尾根を登り、コル状から左へ下りF20落ち口上に降りました。
右岸を高巻いた場合F20落ち口右岸の壁に小さなフットホールドはあるようですが、ハンドホールドは無く、ハーケンを打つリスも見えません。 右岸高巻きの場合、かなり上まで追いやられそうです。

F20の上はゴーロになります。 二俣を右に(左が本流。まだまだ滝が続きます)入り、4mほどの小滝を越えると山道に出、ここで遡行終了としました。
(なぜ左に入らなかったかというと、左沢の山道通過地点は狭くて足場も悪いからです。)
31  終了点の小滝

32  終了点で
ここに付けられている道は、中部電力の「送電鉄塔巡視路」です。 ヤブ山歩きでも巡視路には助けられています。

下は七ツ釜のF15上で右岸から合わさる枝沢。
33
この沢の横に山道があり、エスケープ道して利用できます。 私も何回か利用しています。
34
先の枝沢の上部で、きれいなナメが見られます。 遡行終了点からここに下ってきます。   

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16:51 | 沢登り | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑
おみやげ | top | 今日はこんな所へ

comments

#
これは素晴らしい沢ですねー☆ あの白石のナメ滝の釜の
色と言ったら!! 
素晴らしいエメラルドグリーンの釜です☆ こんな沢にも行ってみたいですねー!
by: 沢グルメ | 2007/08/29 20:40 | URL [編集] | page top↑
#
沢グルメさん、どうも!

静岡には「フォッサマグナ」という構造線が通っているせいか、岩が脆い所が多いです。 その代わりに途中で岩質が変わったりして、目を楽しませてくれることもあります。
この黒沢の隣には白沢(しらんざわ)というのがあり、こちらも楽しめますよ。
by: | 2007/08/30 17:24 | URL [編集] | page top↑
# 黒沢について
黒沢は、素晴らしい滝や釜、ナメの続くなかなか面白そうな沢ですね。
静岡県に住んでいながら静岡の沢を登ったことがありません。
神奈川、山梨などへ出掛け、初級、中級の沢を登っています。

黒沢の情報は初めて目にしましたが、一度行ってみたくなりました。
ルートの概要を教えて頂けませんか。
2.5万図を見ると、黒沢の周辺に671、966、1264、1414、1438、
1445、1035、641などのピークがありますが、
黒沢の遡行終了点は、どのピークの間でしょうか。
また、F15の上からエスケープルートを取ると、
どのピークの間に出るのでしょうか。

また、黒沢の遡行は何月ごろまでが適期なのでしょうか?



by: 三島の木綿 | 2008/09/20 14:53 | URL [編集] | page top↑
# re:黒沢について
三島の木綿さま、はじめまして。

遡行の適期ですが、新緑から紅葉までと考えて良いと思います。
農道終点直ぐ下から左岸ワサビ田まで仕事道がありますから、胸まで濡れずにすませる方法もあります。
但し、F10はシャワーもしくは右岸の巻きですが、巻きにはザイルがあったほうが良いかと。
F19の巻きは、かなりいやらしいです。 中間尾根直登と中間尾根からF19方向へのバンド利用がありますが、こちらも外傾していてヌルヌルです。 中間尾根をササを掴みながら直登がベストかと思いますが、支点をとるのに苦労します。 ここでは30mのザイルが必要です。

細かなルート等はメールにてお返事します。
by: かたやま | 2008/09/21 14:58 | URL [編集] | page top↑
# 黒沢へ行ってきました。
こんにちは、三島の木綿です。

先日片山さんに情報を頂いた「黒沢」へ行ってきました。
巨岩の散在するくろん沢は、大変趣のある沢で、
私的な言葉で表現すると、「神の宿る谷」だなと思いました。

F2の巻き道で、片山さんのブログの記事「左斜上し樹林帯を登り、
植林された所から右斜上して・・・」を頭に入れておかなかったため、
F2の巻きを沢沿いに選んでしまいかなりの急登を強いられました。
F4、F5付近の右岸のテラスからF5落ち口へ出て、沢をF6の下へ歩きました。
F6からは、左岸のリッジをかなり登り途中トラバースして谷の様子を見ながら、結局F8、3mの上へ降りました。
高巻きに時間を食われ、F10へ達したのは午後3時近くになっていました。
それでも、七ツ釜の美しさは十分に堪能できました。

登り始めたのも遅かったのですが、高巻きに時間を取られたので、
エスケープルートを下りました。
このエスケープルートの取り付きが片山さんから頂いた地図に正確に記されて有ったので大変助かりました。

今回は途中までの遡行でしたので、次回(来年?)に再トライしてみたいと思っています。

by: 三島の木綿 | 2008/10/13 13:25 | URL [編集] | page top↑
#
三島の木綿さま、お疲れさまでした。

黒沢のF2からF6までは直登できないので、まとめて巻いてしまった方が楽なんですよね。
でも七ツ釜を堪能できたこと、良かったです。
七ツ釜は春の山桜が咲く頃、紅葉も良いですよ! 氷の頃だけは行ったことがありませんが。
良い時期に再遡行できることを・・・
by: かたやま | 2008/10/13 16:33 | URL [編集] | page top↑

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