龍爪山で遭難死 Ⅱ

先週末(8/28)、静岡市山岳連盟の緊急登山道整備が行われました。
2週間前(8/13)に龍爪山に登り、「牛妻に下山する」と山頂で出会った人に言い残したまま行方不明となり、8/20に遺体として収容された事案に対応した整備でした。

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出発前にミーティング
今回集まってくれたのは市岳連加盟団体から26名+地元紙の女性記者(この遭難発生時から記事を書いていました)でした。 
160828 2  写真をクリックすると大きくなります
整備のために用意したものは、草刈り機4台+燃料、トラロープ100m、参加者各自が鋸・鎌など。

遭難者は文珠岳(龍爪山は双耳峰で、その南峰)から東海自然歩道で牛妻へ下る予定だと思われるので、同区間の整備を行うことにしたのです。
東海自然歩道牛妻登山口(農道脇)です。 反対側下方には、茶畑と安倍川が見えます。
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登山口にある地図と行先案内。
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山頂広場の草刈り(機械で)を行う者、山頂付近の枝道を調べる者を先行させ、残りで鎌で荒く草刈りをしながら登り始めました。
標高610m付近で建設途中の林道に出ます。
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日当たりの良い場所で雑草が伸び放題なので、荒く草刈りと、目印の赤テープを取り付けました。
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760m小ピークにある送電鉄塔脇の道は、先行隊が雑草を刈っていました。 
帰りに中央道標上の杉の枝を切り、赤テープを。
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鉄塔から少し下った所の十字路は、直進(上り坂・若山へ)のみ通行可、左右に岐れる道はロープで閉鎖しました。
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あちらこちらに取り付けてあるコースプレートも、視認性が良いよう調整していきます。
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下写真の個所が今回の遭難事故の端緒になったかも?という場所です。
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トラロープで閉鎖し、下写真の「一般登山者通行禁止」のプレートを取り付けました。
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また、コースプレートに書かれていた文字は、削り落としました。
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私達はここまで。 山頂広場の作業も終わるとのことで、大休止をとり、上がって来る時に気づかなかった部分、やり残したことをしながら戻ることに。
ここには薄い踏み跡があります。 トラロープで閉鎖するとかえって目立ってしまうので、雑木などで塞ぎ、取り付けてあったテープも取り外しました。
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中間林道まで戻った所で草刈り機隊が追いつき、雑草を除去。
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540mコル(ベンチあり)直下の沢の源頭部が厭らしいので、ロープを設置しました。
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更に上写真の直ぐ下方にも。
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登山口から20m程の区間も雑草を刈り払ったので、すっきりしました。
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一緒に歩いた地元紙「静岡新聞」のM野記者。 「給料が出たので、ザック・ズボン・靴などを買い揃えて来ました」と・・・。
初めての山登り、しかも公務では無く、プライベートで参加・・・「こりゃあ会社に知られたら、来年夏は富士山支局派遣が決まっちゃうぞ!」と口の悪い連中に揶揄われていました。
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花もそこそこ咲いていましたが、ほんの少しだけ撮ってきました。
160828 29  フルミノヤマゴボウ
160828 30  モミジガサ
160828 31  クサギ

今年2月に歩いた龍爪山の記録です。

PS:遭難者の発見場所が判りました。
 私の知人が、緯度・軽度で発見場所を教えてくれました。 当初から思っていた場所に間違いありませんでした。
ただ今回閉鎖した尾根を下ったのではなく、農道に下りてから下っていると「〇〇」と書かれた道標があり、時間的に余裕があったので「〇〇」に行ったのかも知れません。 そのルートを往復すれば何事も起こらなかったと思うのですが、近くにあった送電線巡視路を下ったのではと思えます。 そこで滑落し・・・。 ということではと、今は推測しています。
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17:02 | 遭難・事故 | comments (3) | trackbacks (0) | edit | page top↑
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comments

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登山道の整備をありがとうございます。私はよく牛妻から東海自然歩道を経て、竜爪山文殊岳に登ります。同じ道を往復するのは面白みがないので帰りは行翁山経由で下りることもあります。途中までは普通の道ですが、行翁山の手前はかなりの急坂でロープに頼りながら慎重に下山します。慣れた人ならいいですが、不慣れな人や初心者の方は避けた方がいいですね。

写真にもありましたが、牛妻からの農道の終点付近にある登り口は草に覆われていたので、200mほど先の送電線巡視路から登りました。また途中にある林道俵峰門屋線の登り口も草に覆われていたので、左側の工事用道路から登り始めました。そこの草がきれいに刈りはらわれたようですので、次回が楽しみです。ありがとうございました。
by: SK | 2016/09/02 19:44 | URL [編集] | page top↑
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4日(日)に、早速牛妻から文殊岳までの東海自然歩道を歩いてきました。9か所くらいに赤い札で「道迷い・・・」のプレートが建てられていました。慣れた人なら歩ける道ですが、不慣れな人が迷い込むと遭難の恐れがあります。未然防止のためには大切なことです。ありがとうございました。
by: SK | 2016/09/05 18:38 | URL [編集] | page top↑
# Re: タイトルなし
SKさま、今晩は。 早速歩かれ、その感想を頂きありがとうございます。
まだ三名の方が見つかっていないのが現状で、今後事故が起きないようにするためには「通行禁止」の看板が増える可能性が高いです。 龍爪山は誰でも登れる手軽な山!という思いが強いのが、事故多発のひとつの要因になっているかも知れません。 これからもそんなことを念頭に入れながら、整備していくしかないのでしょうね。 
by: 安倍の山伏 | 2016/09/05 20:09 | URL [編集] | page top↑

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